こんにちは、大宮駅東口徒歩6分の大宮やすだ歯科です。

「毎日しっかり歯みがきをしているのに、むし歯や歯周病ができてしまう…」
そんな経験はありませんか？
実は、通常の歯ブラシだけでは届かない場所が多く、歯垢（プラーク）の約40％が磨き残しとして残るといわれています。
その“取り残し”を落とせるのが
タフトブラシ・歯間ブラシ・フロス
といった「歯間清掃アイテム」です。
ここでは、それぞれの特徴や使うメリットを、大人の方向けに分かりやすくまとめます。

● タフトブラシとは？

→ ピンポイントに磨ける“細かいところ専用ブラシ”
タフトブラシは、山型に束ねた小さなブラシが特徴です。
歯ブラシでは届きにくい 細部をピンポイントに磨けるため、仕上げ磨きに最適です。
タフトブラシが活躍する場所
奥歯の溝
歯と歯ぐきの境目
親知らず周り
歯並びの重なり
ブリッジ・矯正装置の周囲
磨き残しが多い部位をしっかり清掃できるので、むし歯・歯周病のリスクを大幅に減らせます。

● 歯間ブラシとは？

→ 歯と歯の「すき間」に最も効果的な道具
歯間ブラシは、歯と歯の間に差し込んで使う小さなブラシです。
特に、歯ぐきが下がってすき間ができている大人に必須のアイテムです。
歯間ブラシのメリット
歯ブラシでは落とせない歯間のプラークを除去
歯周病の進行を防ぐ
口臭対策としても効果的
ブリッジやインプラントにも使用しやすい
ポイントは、自分に合ったサイズを使うこと。
小さすぎても取れず、大きすぎると歯ぐきを傷つけます。

● フロスとは？

→ 歯と歯が密接している場所に最適
フロスは、糸状の清掃用具で、歯と歯がぴったりくっつく部分のプラーク除去に欠かせません。
フロスの特徴
むし歯が最も多い「歯と歯の間」をしっかり清掃
詰まりやすい食べかすを除去
初期むし歯の予防に特に有効
歯間ブラシが入らない狭い場所には、フロスが最も効果的です。

● どう使い分ければいいの？

3つの道具は「役割」が異なります。
道具
向いている場所
主な目的
タフトブラシ
細かい溝、歯並びが重なる部分、歯ぐきの境目
部分的な磨き残し対策
歯間ブラシ
歯と歯のすき間
歯周病予防、深いプラーク除去
フロス
歯が密接している部分
むし歯予防、食べかす除去
つまり…
➡ フロス：密着した歯の間
➡ 歯間ブラシ：すき間がある部分
➡ タフトブラシ：細部の仕上げ磨き
この3つを組み合わせることで、
「大人のむし歯」や「歯周病」を効率よく予防できる口腔環境が作れます。

● 歯間清掃アイテムを使うと、どんな効果がある？

むし歯の発生率が大きく減少
歯周病菌が減り、歯ぐきの腫れや出血が改善
口臭の軽減
歯石がつきにくくなる
長期的に歯を失うリスクを下げる
歯間清掃を習慣にしている人は、していない人に比べて将来の歯の残存数が大きく違うともいわれています。

● まとめ：大人の口腔ケアは“道具の使い分け”がポイント

大人になると、歯ぐきが下がったり歯並びが変わったりと、歯間のトラブルが増えます。
そのため、歯ブラシだけではどうしてもケアが不十分になりがちです。
タフトブラシ + 歯間ブラシ + フロス
この3点セットを使うことが、
むし歯・歯周病を防ぎ、健康な歯を長く保つための“最強のケア”になります。
自分に合った道具や使い方は、ぜひ歯科医院でご相談ください。
当院歯科衛生士があなたにぴったりの方法をご提案します。

大宮やすだ歯科　院長　安田朋之