こんにちは、大宮駅東口徒歩6分の大宮やすだ歯科です。
食事のときに「しみる」「痛い」と感じて口の中を見てみると、白っぽい丸い傷ができている…。そんな経験はありませんか？
多くの方が一度は悩まされる “口内炎”。小さな症状に見えても、食事がつらくなったり、会話がしにくくなったりと、日常生活に意外と大きな影響を与えます。今回は、口内炎ができる原因や治し方、予防のポイントをわかりやすくご紹介します。

■ 口内炎の主な原因は？

口内炎にはいくつか種類がありますが、最も多いのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるタイプで、白っぽい円形の傷ができるものです。原因としてよく見られるのは次のようなものです。
1. 口の中のケガ
ほおの内側をかんだり、歯ブラシを強く当ててしまったときにできる小さな傷から発症します。
2. ストレスや疲れ
睡眠不足や忙しさが続くと、身体の免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなります。
3. 栄養バランスの乱れ
ビタミンB群や鉄分が不足すると、粘膜が弱くなり口内炎ができやすくなります。
4. 口の中が不衛生
歯磨き不足や合わない入れ歯・矯正装置による刺激も原因のひとつです。

■ 口内炎の治し方

口内炎は通常、1〜2週間ほどで自然に治りますが、痛みをやわらげたり治りを早めたりする方法があります。
● 市販の塗り薬・パッチの使用
炎症を抑える成分が入っており、痛みを軽減してくれます。
● ビタミンB群を意識して補給
レバー、卵、納豆、バナナなどを積極的に食べると症状の改善を助けます。
● 刺激の強い食べ物を避ける
辛いもの、酸っぱいもの、熱いものは痛みを強くしてしまうため、治るまでは控えましょう。
● 口の中を清潔に保つ
優しく歯磨きをして、口内を清潔に保つことが治りを助けます。洗口液の使用もおすすめです。

■ 歯科医院でできること

痛みが強い、繰り返しできる、2週間以上治らない場合は歯科医院での診察をおすすめします。
歯科では以下のような対応が可能です。
・炎症を抑える塗り薬
・入れ歯や矯正装置の調整
・噛み合わせや歯が原因のトラブルの確認
口内炎だと思っていても、別の病気が原因の場合もあります。気になる症状が続くときは、早めにご相談ください。

■ 口内炎を予防するには？

予防のポイントは「免疫力アップ」と「お口の清潔」です。
規則正しい生活でストレスをためない
栄養バランスのよい食事を心がける
優しく丁寧な歯磨きを続ける
歯並びや義歯の不具合は早めに調整する
口内炎は誰にでも起こりうる身近なトラブルですが、正しいケアで予防と改善ができます。痛みがつらいときや長引くときは、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

大宮やすだ歯科　院長安田朋之