2025年11月28日

こんにちは、大宮駅東口徒歩6分の大宮やすだ歯科です。
口内炎かと思っていたら…実は「根尖病巣」?
フィステルのサインを見逃さないで
「口の中に白いできものができて痛い。たぶん口内炎だろう」
そう思って様子を見ていたら、実は 歯の根の病気“根尖病巣(こんせんびょうそう)” が原因だった、というケースは少なくありません。
特に、根尖病巣が進行すると フィステル と呼ばれる“膿の出口”が歯ぐきにできることがあり、これを 口内炎と勘違いしてしまう方が非常に多い のです。
今回は、口内炎との違いやフィステルの特徴、治療についてわかりやすく解説します。
■ 口内炎と根尖病巣、どこが違う?
● 口内炎の特徴
粘膜の表面にできる円形の白い潰瘍
食事の刺激でしみる
1〜2週間で自然に治ることが多い
● 根尖病巣の特徴
歯の根の先に膿がたまる病気
歯を押すと痛い、噛むと響く
歯ぐきが腫れることがある
自然には治らず、放置すると悪化する
■ フィステル(膿の出口)とは?
根尖病巣が進むと、膿が行き場を失い、歯ぐきに小さな出口をつくることがあります。これが フィステルです。
◆ フィステルの特徴
白い吹き出物のように見える
押すと膿が出ることがある
しみたりしないので痛みが少ない
一時的にしぼんで消えることもある
しかし根本原因(歯の中の感染)は治っていない
ここが誤解ポイントです。
「痛くないから大丈夫」ではありません。
フィステルは“体が膿を逃がすために作った穴”であり、帳尻合わせのようなもの。内部では細菌が増え続けています。
口内炎と見分けがつきにくいですが、痛みが少ないのに何度も同じ場所が腫れたり白くなるのは、口内炎ではなく根尖病巣の可能性が高くなります。
■ なぜ根尖病巣ができるの?
むし歯を放置して神経まで細菌が入り込む
過去に治療した歯の内部が再感染する
歯にひびが入り、そこから細菌が侵入する
根尖病巣は 歯の内部に細菌が入り込むことで起こる病気 のため、塗り薬やうがい薬では治りません。
■ 根尖病巣の治療方法
● 根管治療(こんかんちりょう)
歯の内部をきれいに掃除して細菌を取り除く治療です。
根尖病巣の改善には、この処置が最も重要です。
● 膿を出す処置
腫れや痛みが強い場合は、まず膿を排出して炎症を落ち着かせます。
● しっかりした被せものを作る
再発を防ぐため、歯の密閉性を高める精密な被せものが大切です。
治療が遅れるほど、歯が割れたり、抜歯のリスクが高くなります。
■ 「口内炎だと思ったら実は…」というケースは珍しくありません
次の症状があれば、口内炎ではなく 根尖病巣・フィステル を疑うサインです。
白いできものが消えたり出たりを繰り返す
押すと膿が出る
歯を押すと響く
噛むとズキッと痛い
同じ場所が何度も腫れる
1〜2週間で治らない場合は、自己判断せず歯科医院へご相談ください。
■ まとめ
口内炎と見た目が似ていても、実は歯の根の感染が原因だったという例は少なくありません。
特に フィステルがある場合は、内部の感染が進んでいる証拠 です。
早期に治療すれば、歯を残せる可能性は大きく高まります。
気になる症状があれば、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
大宮やすだ歯科 院長安田朋之
