2025年11月29日

こんにちは、大宮駅東口徒歩6分の大宮やすだ歯科です。
「このむし歯、まだ治せますか?」
診療室でよくいただく質問です。むし歯は自然に治ることはありませんが、早期に発見できれば最小限の治療で済み、歯を長持ちさせることができます。
一方、進行しすぎると治療の選択肢が限られ、最悪の場合は抜歯しなくてはならないこともあります。
今回は “むし歯がどこまで進むと、どんな治療ができるのか” をわかりやすく解説します。
■ むし歯の進行段階と治せる範囲
むし歯は大きく4つの段階に分けられ、段階によって治療内容が変わってきます。
【C0:要観察歯(初期むし歯)】
治療の範囲:削らず、経過観察で治せる
歯の表面が白く濁ったり、ツヤがなくなった状態。穴はまだ開いていないため削りません。
フッ素塗布
ブラッシング指導
飲食・生活習慣の見直し
で、進行を止めることができます。
【C1:エナメル質のむし歯】
治療の範囲:最小限の削除+詰め物(レジン)
歯の表面に小さな穴が開いた状態です。痛みが出にくいため、気づかない方も多い段階。
この時点で治療すると、削る量が少なく、歯へのダメージも最小限で済みます。
【C2:象牙質まで進んだむし歯】
治療の範囲:詰め物(インレー)や大きめのレジン充填
冷たい物がしみたり、時々ズキっとする症状が出てきます。削る範囲が広くなるため、
型取りをして詰め物(インレー)を入れる
大きめの樹脂で補う
など、治療のボリュームが増えます。
【C3:神経まで達したむし歯】
治療の範囲:根管治療(歯の神経の治療)+かぶせもの
強い痛み、夜眠れないほどのズキズキ感が出ることも。
むし歯が歯の内部の神経まで到達しているため、歯の中をきれいに掃除する 根管治療 が必要です。
その後は歯を補強するため、かぶせもの(クラウン)を装着します。
【C4:歯の根だけが残った重度むし歯】
治療の範囲:治療できない場合あり/抜歯になることも
歯の大部分が崩れ、根だけになった状態。内部で膿がたまることもあります。
状態によっては
根管治療+土台+かぶせもの
で残せる場合もありますが、歯が割れていたり、根が短い場合は抜歯になることもあります。
■ 「治せるかどうか」は“歯の残り具合”がポイント
むし歯の大きさだけでなく、歯のどの部分が残っているか も大切な判断材料です。
同じ大きさのむし歯でも、
噛み合わせる面が残っているか
歯ぐきの外に十分な高さがあるか
ヒビや破折がないか
によって、治療の可否が変わります。
当院ではレントゲンやCT、マイクロ顕微鏡などを使い、「どこまで歯が残っているか」を丁寧に確認して判断します。
■ むし歯は“早く見つけた人”が一番得をする
むし歯は自然には良くなりません。
放置すればするほど治療が大きくなり、時間も費用もかかり、歯の寿命も短くなります。
逆に、
早期発見 → 最小限の治療 → 歯が長持ち
という、とても良いサイクルになります。
次のような症状があれば早めの受診をおすすめします。
冷たい物がしみる
食べ物が詰まりやすい
噛むと違和感がある
歯の色が黒い/茶色い
以前治療した歯がしみる
■ まとめ
むし歯は「どれだけ早く見つけるか」で治せる範囲が大きく変わります。
特にC0〜C2の段階で治療できれば、歯を守れる可能性はぐっと高まります。
「痛くないから大丈夫」と思わず、気になるサインがあれば早めにご相談ください。
あなたの大切な歯を長く残すお手伝いをさせていただきます。
大宮やすだ歯科 院長安田朋之
