2025年12月10日

大宮駅東口徒歩6分の大宮やすだ歯科です。
「なんとなく噛みにくい」「左右で噛むクセがある」
こうした“かみ合わせの違和感”をそのままにしていませんか?
実は、かみ合わせの不調は歯だけの問題ではなく、口全体や全身へも影響を及ぼすことがあります。今回は、かみ合わせが悪いことで起こりやすい弊害と、その理由を分かりやすく解説します。
■ 1. むし歯・歯周病のリスクが高まる
かみ合わせが悪いと、特定の歯だけに負担がかかり、汚れも溜まりやすくなります。
・歯ブラシが届きにくい
・噛む力が偏る
この2つが重なると、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。
とくに、傾いた歯やねじれた歯の周りは汚れが残りやすいため注意が必要です。
■ 2. 顎関節症を引き起こすことがある
「口を開けるとカクッと音がする」「朝起きると顎が疲れている」
こうした症状は、かみ合わせから来ている場合があります。
かみ合わせが不安定だと、顎が正しい位置で動けず、関節や筋肉に余計な負担がかかります。その結果、
・顎の痛み
・口が開きにくい
・頭痛や肩こり
といった不調につながることがあります。
■ 3. 歯がすり減りやすい・欠けやすい
かみ合わせが悪い状態で噛む力が加わると、歯が本来の方向とは違う力を受けることになります。そのため、
・歯がすり減る
・欠ける
・詰め物や被せ物が取れやすい
といったトラブルが増えます。
特に夜間の食いしばりや歯ぎしりが加わると、ダメージが大きくなりやすいため、早めの対処が大切です。
■ 4. 見た目や表情に影響することも
かみ合わせは、歯並びだけでなくお顔の印象にも関わります。
例えば、
・噛む側が偏る → 顔のゆがみ
・前歯で噛めない → 口元が閉じにくい
・奥歯の高さが足りない → ほうれい線が深く見える
といった見た目の変化を招くこともあります。
放置するとクセとして定着しやすいため、気になる方は早めに相談されることをおすすめします。
■ 5. 消化器への負担が増える
「よく噛めない」ことは、実は胃腸にも影響します。
噛み切れないまま飲み込むと、胃が食べ物を細かくするために負担が増え、消化不良を起こしやすくなります。
しっかり噛める状態は、お口だけでなく全身の健康にもつながっています。
■ 気になる場合は早めのチェックを
かみ合わせの問題は、ゆっくり進行するため自覚しづらく、気づいたときには症状が悪化していることも少なくありません。
当院では、現在のお口の状態を確認し、必要な場合は以下のような方法で改善のお手伝いをしています。
・咬み合わせのチェック
・クリーニング・予防処置
・マウスピースによる保護
・矯正治療のご相談
「なんとなく噛みにくい」「片側で噛むクセがある」など、どんな小さなことでもお気軽にお声がけください。早めの対処が、お口の健康を守るいちばんの近道です。
大宮やすだ歯科 院長 安田朋之
